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コスモスポーツ L10AエンジンO/Hレポート【第1回・始めに】
2010年11月01日

初めてロータリーエンジンを搭載した量産2ドアスペシャリティであるコスモスポーツ。流れるようなボディラインは文句なく美しく国内外に根強いファンを抱えていますが
一方で市街地走行での扱いづらい一面も持ち合わせているのも事実です。

この先長期にわたりコスモスポーツを楽しむために出来ることを検討した結果、新たに考案した方法でエンジンをオーバーホールすれば格段に低速トルクが厚くなり、クラッチミートからのトルクの谷が殆どでなくなることがなり今まで苦労していた坂道発進も楽に出来るようになる事が分かりました。

今回のオーバーホールを実施するのは1972年式コスモスポーツ。オーナーのS氏によると何度セルモーターを回してクランキングしても一向にエンジン始動しない状況との事。
かなりの重傷です。

早速状況確認から始めます。