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マツダ チューニングフェスタ筑波

今年も7月7日、7の日恒例のロータリーエンジン搭載車のお祭り「マツダ チューニングフェスタ筑波」に参加させて頂きました。
今年は震災の影響も抱え開催もどうなる事かと思いましたが、チャリティを兼ねての開催となりました。

RE雨宮さん発起での開催で、ホットバージョンの収録もあり平日にも限らず多くの参加者やショップで大賑わい。
心配の天候も曇り空でパラ、パラと一瞬雨が落ちた程度で何とか一日持ちこたえました。

コスモスポーツオーナーズクラブからは11台の参加があり40年経過した車とは思えない走りを披露、車と並行して加齢したオーナーも年齢を感じさせない走りでした。
他にもRX-7やRX-8が思い思いのチューニングを施し筑波の走りを楽しんでいました。

弊社もコスモスポーツと767Bを持ち込みロータリーエンジンの復興と次世代への伝道のため参加させて頂きました。
時期ロータリー搭載RX-9の早くの登場を期待致します。

(a)エンジンを分解した直後のフロントのサイドハウジング。
ローターの回転によって慴動面に多数の傷が付いている。
インターミディエイトハウジングの2面とリアのサイドハウジングも
同じようにたくさんの傷が付いた状態だった。

(b)慴動面を研磨加工をしたことによって、このように平滑な状態に戻すことができた。

(c)インターミディエイトハウジングのフロント側。

(d)同じくリア側。
(e)リアのサイドハウンジング。
それぞれ溶射されている炭素鋼へのダメージがなかったので再使用した。

 


(a)カーボンが付着しオイルスラッジなどがこびり付いた状態だったローター。
こちらもカーボンの剥離や洗浄を行った。
(b)スッキリときれいになったローターはチャックしてみたところ再使用しても問題ない状態。
ちなみにこのローターはL10Bコスモスポーツのオリジナルではなく、前回オーバーホールした時に、S102サバンナ用のローターに交換されている。
(c)(d)(e)オーナーが手配した新品のローターハウンジング。2ローターなので、フロント用とリア用で同じものを2枚使用する。
続きは次回に続きます・・・

取り外したリア側のローターハウジング。ダメージはフロント側より写真のリア側の方がひどかった。

 


内側の慴動面にはメッキの大きな溝があった。

 


プラグホールにクラック(前回 / 第5回 の画像のアップ)。プラグホールの左右方向にクラックが入っているのがわかる。オーバーホールに当たってはオーナーが手配した新品のロータハウジングとの
交換が必要になる。

 


フロント側のロータハウジングのプラグホールにもクラックが入っていた。こちらも新品と交換する。

 


取り外したサイドハウジングの状態。それぞれ慴動面に傷が付いてはいるが、深いものはなく、改めて研磨を行う程度で再利用できそうだ。画像はフロントのサイドハウジング。

 


インターミディエイトハウンジングのフロント側。

 


インターミディエイトハウンジングのリア側。

 


リアのサイドハウジング。コスモスポーツのL10A型エンジンは、当時、砂型を使ってアルミ合金を鍛造しており、ハウジングの外側にその面影が見て取れるのが興味深い。

 


おむすび型のロータ。カーボンの付着はあるが、問題なく再利用できる状態。ちなみに前回のオーバーホール時にS102サバンナ用のロータに交換されていた。 続きは次回に続きます・・・

 


雨天未使用・サーキット未使用のロータスエリーゼ(フェイズI)が入荷しました。

走行距離は6,493km 程度は極上です。
詳しくはコチラをチェック!

車輛重量 750kg 程度極上 雨天未使用 サーキット未使用

下のプラグホールにクラックが入っているのを発見。
ここからハウンジング内に冷却水が漏れていたことが、エンジンがかからなくなった大きな原因だった。
この後、フロント側のロータを外したが大丈夫だった。

 


カーボン製の純正アペックスシールは減り方も含めて問題なし。

 


インターミディエイトハウジングを外す。

 


リア側のロータが出てきた。こちらのロータハウジング内にも冷却水が漏れていたようだ。

 


レシプロエンジンのクランクシャフトに相当するエキセントリックシャフトも、問題なかった。

 


リア側のサイドハウンジングの慴動面をツールでコンコン叩きながら炭素鋼が中で剥離しているかどうかチェック。
続きは次回に続きます・・・

 

【V SPEC】車高調・RSワタナベアルミ+ADVANネオバ・軽量フライホイール・クスコLSD

エンジン本体分解開始。まずはフロントカバーを外します。


カバー内側にはベークライトでできたギアがあり、オイルポンプを回しています。
その右上にある小さなウォームギアは2個のディストリビューターを回しています。


エンジン本体側にあるカウンターウェイトも取り外します。


L10A型エンジンは5つのハウジングが並んだ形で構成されており、それを留めているのが17本のテンションボルト。ナットを緩めながら1本1本外していきます。


フロント側のサイドハウジングを外します。


まゆ型のローターハウジングの中にあるフロント側のローターが出てきます。


指でフロント側のサイドハウジングの摺動面をチェック。
アルミ合金のサイドハウジングには炭素鋼が溶射されていますが致命的な傷はありませんでした。


フロント側のローターハウジングは10年前に行ったオーバーホールの時に交換されているとの事。


そしてローターハウジングを取り外してみると・・・今回のトラブルの原因を発見しました。
詳しくは次回に続く。


鮮やかなライトブルーメタリックとシックなブルーメタリックのコスモスポーツが入荷しました。

詳しくは以下よりチェック!

平成16年に外装オールペン済・RSワタナベアルミ・エンジン好調

平成18年に内外装レストア済み

宮城県三陸沖を震源とした「東北地方太平洋沖地震」におきまして、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げると共に、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。一日も早く普段の生活に戻れますよう、皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。

ガレージスターフィールドスタッフ一同

詳しくはこちら


エンジンは2年半程前に弊社にてオーバーホール済み。
アペックスシールは2mmの金属3分割が入っております。
エンジン絶好調!